■新・世界現代詩文庫６『スティーヴィー・スミス詩集』

郷司真佐代／著
　スティーヴィー・スミスは独創的な詩人である。　彼女自身による一風変わった愉快なイラストとともに詩の独自性は類まれであり、その奇抜なテーマや物語は常に読者の意表をついてくる。 （ハリー・ゲスト・解説より）
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　詩のなかで彼女は思いつくまま自在に姿を変えていく。あるときは少年や少女となって他愛ないナンセンスなはなしをし、あるときは母となり娘となり恋人となってちょっぴりくせのあるひとりごとをいい、またあるときは女性らしい恋心を高らかに、またやるせなくうたい、あるときは宗教や死について冷ややかに語り、あるときは自然や動物に対する人間の傲岸を突くといった具合にテーマは非常に多様である。しかもそのときの気分しだいでテーマを随意に変えていくため、しばしば読者をとまどわせるが、彼女はそれを楽しんでやっているかのようであり、読者もそれを楽しんでいいと思う。 （郷司真佐代・解説より）
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ＩＳＢＮ９７８−４−８１２０−１６７３−２　Ｃ0198定価１４７０円（５％税込）

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