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叢書新世代の詩人たち21
『ウイスキー綺譚』
長谷川忍 跋/高木秋尾
長谷川さんは、詩は「自分」を生きていくうえでのバランスを保つ、酒のようなものです、酒を飲むように詩が書きたい、と言い切ってしまう。なかなか洒落たバランスのとりかたである。(跋文より)
ISBN4-8120-0561-2 定価1,732円(5%税込) ■
叢書新世代の詩人たち22
『部屋』
麻生秀顕 跋/森田進
デジタルで無機質な文明の包囲の中で、コンピューターと海を目指すバイクの間を往復しつづける密室少年の生理的エロス。追いつめられ挑みつづける意識の苦闘が、ついに再生への祈りへと導かれていく。●第10回福田正夫賞受賞(跋文より)
ISBN4-8120-0580-9 定価1,732円(5%税込) ■
叢書新世代の詩人たち23
『けものすじ』
星善博 跋/秋谷豊
不安な幻視のイメージ・万象の闇を見つめる目 この詩集が求めるものは、人間の存在の根本を探し、何かを問い、それに答えてゆくことなのだと思う。つまりその答えはすぐさま出るものではないが、そこから詩は生まれてゆくものなのである。(跋文より)
ISBN4-8120-0601-5 定価1,732円(5%税込) ■
叢書新世代の詩人たち24
『貝殻幻想』
若宮明彦 跋/原子修
「遠未来の生態学者」であり、「第五紀の若き博物学者」でもあるこの書き手は、それ以上に、文明批評の巨眼を怜悧にみひらき、時代を鋭く透視することによって、世界を大胆な暗喩の季節へと花咲かせようとする、真に精密な魔術師なのだろうか。(跋文より)
ISBN4-8120-0670-8 定価1,732円(5%税込) ■
叢書新世代の詩人たち25
『死の時計』
林 ひろみ 跋/長岡昭四郎
林ひろみの作品の魅力は、明るさと、人間のもつ本来の欲求、それに現代の持つ悩みや混沌の中の事象をたくみに組み合わせるところにある。(跋文より)
ISBN4-8120-0673-2 定価1,732円(5%税込) ■
叢書新世代の詩人たち26
『たましい市』
ダイ洋子* 跋/伊藤桂一
この詩人は、有り体にいえば、一見、心霊世界に見紛うような、自身の生活の風景を造型しつつ、その成果を作品化しているらしい。その世界の中に、自身を定着させたい、生かし切りたい、という願望を持っている。(跋文より)
ISBN4-8120-0695-3 定価1,732円(5%税込)
*著者名の「ダイ」は、「台」の旧字ですが、ここでは表示できないので、カタカナとしています。
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叢書新世代の詩人たち27
『立ちつくす天女』
藤井雅人 跋/有馬敲
ここにはあいまいな日本語の情緒的な要素を拒み、希有な美の世界にあこがれる詩人のクールで優しい眼差しが感知されるであろう。その深奥には知性の錘を潜在させた結晶体として、複雑な輝きを識者にあたえるはずである。(跋文より)
ISBN4-8120-0697-X 定価1,732円(5%税込)
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