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■ 日本現代詩文庫21 『澤村光博詩集』
解説/鶴岡善久
彼のまわりには一種近寄りがたいきびしさ、あるいは激しさが満ちあふれていた。誰にも妥協しない強く暗い意志そのものが孤立してしかとそこに存在しているという感じであった。(解説より)
ISBN4-88625-129-3 定価1,029円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫22 『丸山豊詩集』 (絶版)
編/黒田達也 解説/川崎洋
…私の詩の理想は「いざ」の初志から「ああ」に果てる道程にあった。…いまは、むかしとは逆に、「ああ」を出発のバネとして、きびしい「いざ」に到達すべきではないかと考えている。
ISBN4-88625-228-1 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫23 『斎藤庸一詩集』
解説/川崎洋
「ゲンの馬鹿」に代表される方言詩の可能性。そして豊饒なるイメージの成果。それは、詩人の血の中に継承されている遙かな祖先のそれが、詩という形を得て溢れ出たものと言えるだろう。
ISBN4-88625-178-1 定価1,029円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫24 『藤原定詩集』 (絶版)
解説/岡崎純・大江満雄
『吸景』と『環』を読み返して、藤原定は動植物や石や雲や山の中を流れる生、つまり無機、有機をつらぬいて働きつづける生、そして死をつつみ込んだ生のビジョンをもつ詩人だと思った。(解説より)
ISBN4-88625-117-X 定価1,029円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫25 『更科源蔵詩集』
編・解説/木津川昭夫
この詩人の創造力の豊かさは、詩を核として、アイヌ文化研究、北海道に関する散文、童話、郷土史などの厖大な仕事を残している。北の凍土に鍬を深く打ち込んだ詩の開拓者だった。(解説より)
ISBN4-88625-232-X 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫26 『新編 河邨文一郎詩集』
編・解説/原子修
彼の詩の鮮烈なヴィジョンには、いかなるカメラもうつしとることができないものがある。それは可視的なもののなかの不可視なもの、意味の、意味の、意味の意味だ。(木原孝一)
ISBN4-8120-0624-4 定価1,360円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫27 『関根弘詩集』
解説/中川敏
階級意識をもったアバンギャルディスト、関根弘の『約束したひと』から『奇態な一歩』までの詩93篇と詩論2篇を収める。現代詩の領野にしるされた確かなる足跡である。
ISBN4-88625-270-2 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫28 『新編 木津川昭夫詩集』
解説/西岡光秋・森田進
詩を書く行為は、自己を通してあらゆる形象の不毛に直面し、そこに埋没しようとする魂の救済手段ともいえる。木津川は、その扉を開くために、明日も詩魂を燃やしつづけるだろう。(西岡光秋・解説より)
ISBN4-8120-0767-4 定価1,360円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫29 『新編 齋藤マモル詩集*』
解説/佐久間隆史・崔華國・金光林
韓国の現代詩人達が、殆ど目を向けないでいる我々の伝統的風俗とか消えてゆく民族遊びを現代によみがえらせてくれた作品があるということは、多幸なことに属する。(金光林・解説より)
ISBN4-8120-0647-3 定価1,360円(5%税込)
*名前の「マモル」は、上に「古」下に「心」と書く漢字です。ここでは表示できないのでカタカナとしています。

■ 日本現代詩文庫30 『石川逸子詩集』 (絶版)
解説/飯岡亨・麻生直子
人間社会における〈惨劇のディテール〉を、ひとつにはサディズム的な寓話性の詩、ひとつには、戦争による人間破壊の記録性の詩にウェイトを置き、戦後詩の歴史に、すぐれた作品を送りだしてきた詩人である。(解説より)
ISBN4-88625-336-9 定価1,325円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫31 『有馬敲詩集』 (絶版)
編・解説/堀内統義
彼のユーモア、風刺、悪罵、あるいはまた時折見せる泣きたいような叙情にいたるまで、それらを統べているのは、我が国の詩人が、かつてめったに持つことのなかった熱くて、しかも精密な精神の幾何学である。(清水哲男)
ISBN4-88625-180-3 定価1,029円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫32 『三谷晃一詩集』 (絶版)
編/三谷正子 解説/真尾倍弘・槇さわ子
三谷さんの作品は事物を広い視野で把握し、その事物と感性の適合を鮮明に映像化させるということだったと思う。それは特質的にあらゆる要素を含んだ三谷風土ともいえる土壌からの発光としか言いようがない。(真尾倍弘解説より)
ISBN4-88625-182-2 定価1,029円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫33 『崔華國詩集』 (絶版)
編/大西和男 解説/荒川洋治・茨木のり子・会田綱雄
崔華國の詩にはかなわない。…はっきり言って崔華國の詩は、現代詩としての体裁を欠いている。にもかかわらずぼくには、崔華國の詩が日本の詩を呑み込んでいるように見えてしまうのだ。(荒川洋治・解説より)
ISBN4-88625-200-1 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫34 『高良留美子詩集』
解説/鈴木ユリイカ・新井豊美
私が詩集『仮面の声』を読んだ時、個々の詩からでなくその全体から感じた〈声〉のようなものが確かに在った。(鈴木ユリイカ)女という立場から人間の自由と解放を歌いつづける詩人、高良留美子の代表的な詩と詩論を収める。
ISBN4-88625-396-2 定価1,325円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫35 『堀内幸枝詩集』 (絶版)
解説/杉山平一・飯島耕一
母と妻と少女と娘の四つに分裂する我が身の中で、少女と娘は、「何時までも大人になれないで悶えている」。これが、この美しい二つの詩集(『紫の時間』『不思議な時計』)の、堀内幸枝の詩のライト・モチーフである。(杉山平一・解説より)
ISBN4-88625-198-6 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫36 『西岡光秋詩集』 (絶版)
解説/木津川昭夫・石原武
西岡光秋は国家の権力機構の先端に永く身を置きながら、詩を自らを支える揺籃として生きて来た。そして人間性の不確かさ弱さを洞察する臂力を得た。野性的な回生の詩の言葉を、詩人は明日も人々に送り続けるに違いない。
ISBN4-88625-213-3 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫37 『荒川法勝詩集』
解説/北原政吉
幼年時代を常に磁石の一極として強烈なノスタルジーを醸している世界は、この詩人の天性というべきだろう。古風なロマンチシズムでもなく、現実主義のこちこちではもちろん無い、身辺を描く潜熱は温かくやさしい。
ISBN4-88625-216-8 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫38 『原子修詩集』
解説/河邨文一郎・風山瑕生
すぐれた暗喩と、華麗なヴォキャブラリーにある彼の詩の特徴に、彼の詩を読む娯しさもあるのだが、その暗喩たるや、限りなく多様多彩であるだけでなく、切れ味がよく、生れたての卵のようで、しかも無類に透明なのだ。
ISBN4-88625-217-6 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫39 『黒田達也詩集』
解説/柴田基孝
歴史感覚。物語として発展してゆき、ついには時間の虚無に対する戦慄を内側に宿すところまでゆき。抽象感覚。世界を形象化してみつめる、というよりもさらに形を滅して抽象の冷厳さに立ち向かう。
ISBN4-88625-218-4 定価1,050円(5%税込)

■ 日本現代詩文庫40 『平光善久詩集』
解説/小島信夫・河田忠
彼は、〈戦争が溶ける〉という。行進の歩調の音も、意味も変わってきているように思える。その音は前よりも、大きくなり、靴底の鋲のきしりも不規則で、雑音的で、彼個人をも呑み込もうとしているように思える。(小島信夫・解説より)
ISBN4-88625-240-0 定価1,050円(5%税込)


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