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■11『伏流水』  
なんば・みちこ 解説/永瀬清子
今までの詩集では、彼女は、もっと怜悧ではあったとしても、いまだこれほど魂に迫ることは少なかったと思えるのに、このたびのどの1篇もうんと深い流れとして、その言葉は闇の底にとどいている気がする。(解説より)
ISBN4-88625-373-3 定価1,937円(5%税込)
   

■12『水の発芽』
成田敦 解説/冨長覚梁
自己の内部にむかう確かな眼差しと、繊細で審美的な知覚とによって紡がれる世界はわたしたちの闇の水をぴしりと打って、青々としたしぶきをさわやかにあげてくれるでしょう(解説より)●第33回中日詩賞受賞
ISBN4-88625-389-X 定価1,937円(5%税込)

   

■13『秋の韓国で』
谷崎眞澄 解説・光城健悦
谷崎眞澄は詩でスパークする。詩で意志を炸裂させる。それは、己の内部告発であり、良心の痛みであり、巨大な権力に対する怒りでもある。(解説より)
ISBN4-88625-398-9 定価1,937円(5%税込)

   

■14『地図を往く』
たかとう匡子 解説/田中国男
思い夢へ踏みこむ触手 地図の上を往く彼女の自然は、どこまでも記憶の中の自然に触れることであり、逆に解放と透明な幸福感に満ちた自然の地図に出会うことはないだろう。(解説より)
ISBN4-8120-0438-1 定価1,937円(5%税込)

   

■15『耳石』(じせき)
下村和子 解説/片岡文雄
生存の根拠を訪ねる 下村さんはいつのまにか近江の人と風光を内在化しているのであった。何かの確証を得るために出かけていくのでなく、内なる近江を必要としていたのであった。(解説より)
ISBN4-8120-0449-7 定価1,937円(5%税込)

   

■16『誕生日の贈物』
尾世川正明 解説/日原正彦
愛と自由と命の二重 たしかに彼の詩は楽しそうに書かれている。だがそれは「悲しい楽しさ」であり「楽しい悲しさ」なのだ。私はそれが尾世川の詩の一つの読み方ではないかと思う。(解説より)
ISBN4-8120-0458-6 定価1,937円(5%税込)

   

■17『真ん中』
森野満之 解説/小松弘愛
もっと大切なことがあるだろう 森野さんにとって「大切なこと」は伝えなくてはならない。あえて、文字を使って詩という方法で−。「あえて」という副詞を付したのは、森野さんは文字のもたらす不幸を知っているからである。(解説より)
ISBN4-8120-0489-6 定価1,937円(5%税込)

   

■18『お火焚き』
白川淑 解説/小海永二
匂い立ち、香り立つ詩の花 今度の詩集では、寂の世界が従来の艶に加えて、少しずつしのび入って来ているような印象をも受ける。彼女の詩の持つ花やぎはむろん失せずにあり、わたしはそれに喜びをおぼえる。(解説より)
ISBN4-8120-0497-7 定価1,937円(5%税込)

   

■19『冥府の蛇』
坂井信夫 解説/堀部茂樹
共同性の向こうに彷徨い出てしまった精神の宿命 関係に裂かれて自分自身へも他者へも至り得ぬ〈詩〉へ、あえて至ろうとする不可能に対する闘いこそが坂井の〈詩〉なのだ。(解説より)●第28回小熊秀雄賞受賞
ISBN4-8120-0493-4 定価1,937円(5%税込)

   

■20『時を駆けるおじさん』
飯島章 解説/望月苑巳
この心優しき叙情詩人は、そのアイデンティティーを失わないために、ひたすらライトバースのふりをしながら、その本質は限りなくシリアスなドラマへと仕立てる努力を続けているのである。ここに“時を駆けるおじさん”の正体がある。(解説より)
ISBN4-8120-0507-8 定価1,937円(5%税込)


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