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■21『幻郷心臓風景』  
井口克己 解説/小海永二
内に沸々とたぎる言葉と記憶の底に暗く輝くイメージとを、ほとんど抑えることをせず、ひたむきに次々と繰り出して行くことにした、この詩人の書くすべはない。この詩人の詩は深い地の底から湧いてくる。(解説より)
ISBN4-8120-0516-7 定価1,937円(5%税込)
   

■22『彷徨する供物』
久保寺亨 解説/武田肇
亨の彷徨には無神論のモツァルトより、「冬の旅」の作曲者が最も近いことを指摘して置こう。空即是色の月夜に指揮棒をふるヘレニスト、久保寺亨こそ、21世紀の知恵文学の語部なのだから。(解説より)
ISBN4-8120-0535-3 定価1,937円(5%税込)

   

■23『雪螢』
沢聖子 解説/西岡光秋
沢聖子の詩は多弁にみえるが、本質は多弁ではない。どちらかというと寡黙ですらある。女の業と哀しみと怨とが、ときに遠く、ときに近く、地の底から匂い立つように身を包み、魅了する。(解説より)
ISBN4-8120-0539-6 定価1,937円(5%税込)

   

■24『戦史・亡父軍隊手牒考』
溝口章 解説/瀬谷耕作
兵は将棋の「歩」であり、消耗品だった。その生命の軌跡に日中戦争の罪悪史が重なる。その在りようを表現するコラージュ風の行間に、歴史の現実《を超えて存在する何か》に念いを凝らす、何かを祈る作者の姿が髣髴する。(解説より)
ISBN4-8120-0540-X 定価1,937円(5%税込)

   

■25『さようなら』
高畑耕治 解説/磯村英樹
古代歌謡やアイヌの「カムイ歌謡集」をよく読んでいる高畑は「自然というものは、死んでも必ず再生してくる」という輪廻−生死の循環の考え方を集合的無意識の中から掘り起してメルヘンを綴る。(解説より)
ISBN4-8120-0564-7 定価1,937円(5%税込)

   

■26『寝返りひとつ』
所立子 解説/鈴木亨
遅く〈詩人〉として出発した作者は、当初からまったくこせついていない。〈滅びの美学〉に薫染した堅牢な地歩に立って、瑣々たる世事には目もくれずに、めざましい世話・挿話を先立てながら悠然と〈人生〉の真に迫っていく。(解説より)
ISBN4-8120-0574-4 定価1,937円(5%税込)

   

■27『ウイッグマン』
日高滋 解説/甲田四郎
日高滋の猥雑に近く這うユーモアと批評を持つ感性、〈えぐく〉強い社会批評は、かつてのプロレタリア詩のはるかな延長線上にあるもののようであり、それが均整がとれ緊迫した表出になっている点、独自のものであると強調したい。(解説より)
ISBN4-8120-0570-1 定価1,937円(5%税込)

   

■28『シンケンシラハ』
水野ひかる 解説/扶川茂
即物的手法と乾いた抒情への傾向が、ここに明らかな成果をもたらしているからだ。詩の素材もまた、日常のなかにありながら、個人的なものから社会意識のつよいものまでひろがってきている。(解説より)
ISBN4-8120-0576-0 定価1,937円(5%税込)

   

■29『蹼』(みずかき)
新延拳 解説/杉谷昭人
未来の可能性におのれを賭ける 新延の詩は第一に、言葉への親近感を回復させてくれる。第二に、日常の言葉が詩の言葉に転化する目メカニズムを新しい方法で示している。(解説より)
ISBN4-8120-0578-7 定価1,937円(5%税込)

   

■30『うしろめた屋』
山田隆昭 解説/丸山勝久
いきものの生誕や死の濃密な気配が漂う時刻に身を震わせ、悟り切れぬまま、快感と苦悩のないまざった生の恍惚に陶酔し、治癒しない病を背負って、現代の親鸞とも言うべき、うしろめたい遍路はつづくのである。(解説より)●第47回H氏賞受賞
ISBN4-8120-0589-2 定価1,937円(5%税込)


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