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■31『実の種の−』  
みくも年子 解説/葵生川玲
「悲」と「否」の顔貌を色濃く見せるとき 前衛的、実験的とも見える多彩な形式を駆使した表現手法は、粘着度の強い作品世界を立体的に見せて極めて意識的であり、流れ去る言葉、響き合う音楽を視覚的にも捉えていると思う。(解説より)
ISBN4-8120-0599-X 定価1,937円(5%税込)
   

■32『ぱらクレーしす』
今駒泰成 解説/芳賀章内
今駒氏はクレーの抽象の世界を生活感覚で染めなおした。見える物の造形から、見えない物=心象性の造形である。今駒氏は、このような絵画からもう一つの文字の織物を構成しようとするわけである。(解説より)
ISBN4-8120-0612-0 定価1,937円(5%税込)

   

■33『龍』
麦田穣 解説/鈴木漠
その詩は、かつて宮沢賢治が、農学用語や化学用語あるいは地球物理学用語をふんだんに取り入れ、有機的でありながらしかも、きらきらしく輝く硬質の文体を形づくったあの成功例に、きわめて相似するだろう。(解説より)
ISBN4-8120-0617-1 定価1,937円(5%税込)

   

■34『紙のように薄いカエル』
永山哲見 解説/戎榮一
正と負のベクトルが拮抗し混迷する時代状況にあって、閉塞感にさいなまれながら、自己救済への道つまり癒しの方途を模索している。永山哲見も、言語倒錯の日々、癒えない雨が降るなか、非在なもの不可視なものへの視線をむけている。(解説より)
ISBN4-8120-0611-2 定価1,937円(5%税込)

   

■35『リカちゃん遊び』
みもとけいこ 解説/葵生川玲
みもとけいこの内面を通して把握された時代の、私たちの「生」と「死」の形が、「リカちゃん」という象徴的なモノの姿を借りて、個々の作品の表情として提示されてくるのだ。(解説より)
ISBN4-8120-0662-7 定価1,937円(5%税込)

   

■36『サンジュアンの木』
北岡淳子 解説/星野徹
S.K.ランガーが芸術の成立原理として措定した虚の実在、それを指向し把握しようとする北岡さん自身の実に志向の姿がここに見えている。その目差が透徹性を加え、虚の実在を丸ごと詩集として生み出すには、20年に及ぶ努力が必要だったのだろう。(解説より)
ISBN4-8120-0680-5 定価1,937円(5%税込)

   

■37『赤い犬』
小野恵美子 解説/森田進
広島の〈生きながらにして燃える〉一本の木は、〈赤い犬〉として蘇る。犠牲となる神をここで産み落としたのだと私は思う。小野恵美子にとって、詩的営為とは、世界とともにあろうとする意志を自分の感受性を通して表明することだ。(解説より)
ISBN4-8120-0681-3 定価1,937円(5%税込)

   

■38『月明』
神崎崇 解説/長谷川龍生
無に近い憧憬、無に等しい生き方、そのような考え方がうかび上ってくるのですが、そこに「殺意」のようなものがひらめいてくるのは、返り血を浴びたいとねがっているのか。「返り血」とは、生きているという明確な意識表明であるのです。(解説より)
ISBN4-8120-0687-2 定価1,937円(5%税込)

   

■39『蜻蛉座』(かげろうざ)
川上明日夫 解説/広部英一
川上さんの詩の主題は彼方の世界の岸辺から空海を渡って降りて来た魂と自己の魂との時空を超えた相聞の交信と共生への願望であり、永遠の飛翔へと旅立つ自己の魂のラストシーンの具象を通じて魂の実在を証明して見せることなのだ。(解説より)●第39回中日詩賞受賞
ISBN4-8120-0723-2 定価1,995円(5%税込)

   

■40『コスモス海岸』
斉藤征義 解説/原子修
『コスモス海岸』の詩群こそは、曙光のくに「ホッカイドー」からしたたったもっとも新しい時間を汲みあげる美意識の釣瓶であり、現代詩の閉塞状況をつき破る清新なコミュニティズム詩のモニュマン構築の試みである。(解説より)●1999年度北海道詩人協会賞受賞
ISBN4-8120-0736-4 定価1,995円(5%税込)


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