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 詩集『人格のある鴉』
片山壹晴/著







ISBN4−8120−1559−6 C0092 定価1,680円(5%税込)

 詩集『わたしは生まれ変りたくない』
梶原ネ豊之/著
白と黒とこめの木の郷土・新潟に根を下ろした詩人の内面には、
半島から引き揚げた時からの精神の放浪が息づいている。
新潟の現場を鋭く抉りとる詩人の精神活動は、今、くっきりと
鮮やかな形をとって、私たちの前に現れたのである。(森田 進)


ISBN4−8120−1560−X C0092 定価2,100円(5%税込)

■ 詩集『旅をする記憶』
松井博文/著






ISBN4−8120−1561−8 C0092 定価1,680円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期 19『きのかわ』
武西良和/著
魚や舟、川べりの草、鳥、村。水に映る星、月、山々。川をめぐる風景の中の音、声、沈黙が言葉の中に彫琢される。すべての存在が時間の中心できらめいている。ここから読者は、それぞれの物語を抱きしめずにはいられなくなる。
(森田 進)


ISBN4−8120−1567−7 C0392 定価2,100円(5%税込)

■ 重光はるみ詩集『跡形もなく』
重光はるみ/著
血縁の多くの死に遭遇する彼女の詩には、家族がいて、無事であった、言ってみれば何でもなかった時代を想起する詩もあって私は胸を打たれている。これは世代を越えて、詩人であることの証でもある。
彼女の詩がいつも向日的であることも特性だ。
井奥行彦・跋より

ISBN4−8120−1564−2 C0092 定価2,100円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期20『かるびや繁昌記』 
李 美 子/著
活力にあふれ、逞しいこの詩集に貼りついているのは、在日を生きぬいてきた一家の暮らしである。在日の過去と現在と未来への予感の中を行き来する詩人の風景は、奥行きが深く、しかも部厚い。(森田 進)

ISBN4−8120−1579−0 C0392 定価2,100円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期21『握る手』
若山紀子/著
となれば、もはや詩を書くことの苦行は承知の上で、その営為の当て処なさをいわば詩の旅と心得て、それに勤しむことしかないだろう。この詩集は、そうした過程が主題となって、様々に展開する。(溝口 章「栞」より)



ISBN4−8120−1580−4 C0392 定価2,100円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期22『オブリガート』
原かずみ/著
詩的想像力のみが、現実の芯を透視する。平穏な日常のすぐ裏側を、柔らかな感性で痛くなるまで見つめる眼が、その底に潜んでいる死を把えつづける。さらに、世界が祈りの球であることを指し示してくれるのだ。(森田 進)

ISBN4−8120−1581−2 C0392 定価2,100円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期23『指を背にあてて』
田中眞由美/著
命をめぐる〈かがく〉と詩の往還
 科学技術への想いと詩がくり返しくり返し行き来する未来への文法は、これまで十分試みられたことのない現代詩の領野ではないか。
(しま・ようこ「栞」より)

ISBN4−8120−1582−0 C0392 定価2,100円(5%税込)

■ 新・日本現代詩文庫38『川村慶子詩集』
川村慶子/著
葬列はいつも静かに 徒歩((かち))でやって来た
花や供物の人々を先導に 遺族は紋服の上から
白を着
一般の参列者は黒の紋付・羽織袴であった
坂の頂上付近の火葬場まで一里=四キロ近くを
黙々と歩く
長い葬列も短いのもあったが 出あうと
胸がきゅぅーんとした
(「鳥葬」より)
ISBN4−8120−1566−9 C0192 定価1,470円(5%税込)
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