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■ 詩集 『ちょっと違うだけで』
宍戸節子/著

ちょっと違うだけで/ 牛乳がバターになる。
それはまるで夫婦のでき方のようだ。
食品を研究する中で生まれた / 小さな発見や気づき。
人生のコクと旨みが/ たっぷりとしみこんだ、
味わい豊かな珠玉の詩集。 (一色真理)

ISBN978−4−8120−1704−3  C0092 定価1680円(5%税込)

■ 詩集 『五十音の練習曲集』
久野麗/著

外国人も日本人もビックリの日本語のルーツとは?
脚本家にして日本語教師でもある詩人の風変わりな作品集。
超絶技巧の早口言葉も、詩的で素敵な日本語文法も、
学べます。笑えます。

ISBN978−4−8120−1706−7  C0092 定価2100円(5%税込)

■ 詩集 『舞ひ狂ひたり』
阿部堅磐/著

われわれは、彼岸から一瞬現世に派遣された舟人であろう。現世は百鬼夜行が周囲を徘徊し、波高く、風強く、だれ一人枕を高くして眠ることはできない。だからこそ、阿部は悔いのないように中世の歌人のように必死に歌うのである。
(中村不二夫・解説より)

ISBN978−4−8120−1714−2  C0092 定価2100円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期 31 『一日だけのマーガレット』
中田 紀子/著
とりあえずもう寝ましょう
過ぎ去ったものを取り返し、蘇らせることができるのは、詩の言葉だけだ。時が過ぎ去っても、けっして忘れることのできない声やしぐさが、詩人の書く一行の中で永遠に錆びることのないまま、今も輝き続ける。
(一色真理・栞より)

ISBN978-4-8120-1648-0 C-392 定価:2,100円(5%税込)

■ 詩集 『ふとんととうふ』
河原修吾/著
この詩人は「最も高い場所」と「最も深い場所」を歌う。高層ビルから見下ろすと、光り輝く駅があり電車が疾走し、都会は孤独な仮面であふれている。そんな中で一瞬、雑踏の中に「魂の背中が見えた」と思う瞬間がある。気がつくとそこは一万メートルの海溝の底。命が生まれてきた根源の深い闇だ。
(一色真理・帯文より)
ISBN978−4−8120−1712−8  C0092 定価2100円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期36『午後の睡り』
井手ひとみ/著
井手ひとみ詩集『午後の睡り』には、深夜内部の坑道に降りていき、そこで感受する孤独な深層世界の声が凝縮されている。
(中村不二夫・栞より)

ISBN978−4−8120−1703−6  C0392 定価2100円(5%税込)

■ 21世紀詩人叢書・第U期32『光のしっぽ』
宇宿一成/著

知の飢えを積極的に満たしていく詩人

ドキュメンタリーの設定も確かであるし、それに沿って、即物主義でとらえる着床点も見のがすことはできません。時代の流れ、動きにも敏感で、現代社会に生きる人間の問題点を徹底的に抽出しようとする力量と、義務感のようなものが胎動しています。(長谷川龍生・栞より)

ISBN978−4−8120−1678−7  C0392 定価2100円(5%税込)

■ 新・日本現代詩文庫58『門田照子詩集』
門田照子/著
ブランコに乗るわたし
背中を押して漕いでくれるあなた
滑り台に登るわたし
腕をさしのべ見上げているあなた
にこやかに凝視められて
恥ずかしさにたじろぐと
宙にすくわれ
わたしは一直線に高みから落ちてしまう (「後ろの崖」より)

 門田照子さんの詩集を読んでいると、小説の短篇集を読んでいるような気がする。書かれている内容に惹かれる興味と、詩でありながら散文形の記述に、充分な技術上の工夫が配慮されているからだろう。自分史的テーマへの訴追が、一篇ずつの作品に、それも物語風に凝縮され結晶化している。素直で正直な人生観がうかがわれる。
(伊藤桂一・解説より)
 門田照子の詩の営為が、第一詩集『巡礼』の方言詩を世に問うことから始められているということは、なかなか暗示的である。しかもそれが、同じ九州とはいえ彼女の郷里の博多(福岡)弁でなく、老齢の姑から聴き覚えた豊後(大分)訛で書かれたもので、その老女の語る土地特有の達者な語法を駆使し、時代に密着した女の生活一代を物語った詩集であったことは、彼女の後の詩の在りようを思う上で興味ふかい。
(菊地貞三・解説より)
ISBN978−4−8120−1713−5  C0192 定価1470円(5%税込)

■ 詩集 『問いかける』 
井上朝之/著
日常と茶飯事が容易には結び付かないことに気付くのも日常だ。
アスファルト化された風景の中で家族も崩壊している。
太陽も寂しく地球を見詰めている。
それでも、現実を再構築していく可能性を
探しつづける旅人が詩人である。
井上朝之の豊かな想像力は、ここから生まれてくる。(森田進・帯文より)
ISBN978−4−8120−1676−3  C0092 定価2100円(5%税込)

■ 詩論・エッセイ集『修辞と転位』
埋田昇二/著

 現代詩が直面する様々な課題を考察するとともに、多彩に展開する現代詩の諸相を探索し、「詩のいのちとは何か」など詩の成り立ちなどを探る研究の一端を語る。さらに著者の文学観をまじえたユニークなエッセイを付す。

ISBN978−4−8120−1672−5  C0095 定価3675円(5%税込)

■ 詩と思想新人賞叢書4『海の家族』
中村純/著

第14回詩と思想新人賞受賞詩人の新詩集

十一週にも満たない胎児が、すでに人格をもつ自由な人間として、その母親となる若い詩人に、このようにいきいきと美しく描き出されうたい出されたことが、かつてあったろうか。〈ちいさな君〉の出現もさることながら、〈世界に素足で降り立っ〉た新しい母性の誕生が、私を驚かせてやまない。(新川和江・帯文より)

ISBN978−4−8120−1707−4  C0392定価2100円(5%税込)

■ 詩集『海の伝説』
桜井さざえ/著
詩人はいわば生者と死者を代表して自分たちの郷土を歌い上げているのである。桜井さざえがあってこそ、倉橋島があるのであって、その逆ではないのだ。
(神品芳夫・解説より)

ISBN978−4−8120−1711−1  C0092 定価2625円(5%税込)
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