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■ 眼の光 画家・島村洋二郎
坂井信夫・島村直子編

37歳で夭折した画家島村洋二郎の壮絶な生涯と、謎に包まれた芸術の全貌!
ゴッホが太陽の光なら、
島村洋二郎は月の光にて
人々の心を耕し続けてゆくことでしょう
アユミギャラリー「島村洋二郎展」にて 武田桂

ISBN978-4-8120-1717-3 C0095 定価2,500円(5%税込))

■ 詩集 『ネットの中の詩人たち6』
島 秀生/編・著

とどけたい 22回のドラマ
インターネット詩誌として人気の高いサイト「MY DEAR」に集まった作品が本になりました。詩集というよりも、22のパートに結晶した「詩ドラマ」「詩物語」と思っていただければ、嬉しいです。
詩はドラマになって、こんなにも新しい!


■ 詩集 『月光苑』
大原鮎美/著

1 / 四つ目の山羊のことを考えていたら / おいてけぼりをくわされた
人間の額には / 眼の痕跡があると聞いたけど
なぜ山羊が四つ眼? / きっと驚かせたいんだろ

150
レンゲ田のなかに / 古いミシンが置かれてあって
もうすっかり錆び付いているのだが / 時々白い足首が恋しくなって
きゅるり きゅるり / と回りだす (『月光苑』より)


■ 詩集  『白い壁』
設楽信子/著
この詩集は、さまざまな事を考えさせる。設楽さんの優しい人格が、少女らの心をやわらげ、本音を書かせている。詩集とはいえ、教育者をはじめ一般の方々に是非一読をすすめたい詩集である。
(比留間一成・そえがきより)

■ 新・世界現代詩文庫7 ネイティヴ・アメリカン詩集
青山みゆき編訳
僕は一番遠い星だ
僕は夜明けの寒さだ
僕はざあざあと激しく降る雨だ
僕は雪原の輝きだ
僕は湖面に映る月光の長い影だ
僕は四つの色の炎だ
僕は夕暮れにぽつねんと立っている一頭の鹿だ
僕は漆の木とパメブランチが生い茂る原野だ
僕は冬空を斜めに飛んで行く雁の群れだ
僕は飢えた若い狼だ
僕はこれらをまるごとすっかりひっくるめた夢だ
N・スコット・ママデー(「ツオタイ・タリーの喜びの歌」より)
ISBN978-4-8120-1722-7 C0198 定価1,470円(5%税込)

■ 新・日本現代詩文庫59 水野ひかる詩集
水野ひかる/著
つめたい掌が/わたしを起こした
あれは女の戦いのしるし/渇いた身体をながれるサロメの血のざわめき/凍てついた棘のささった赤い雲/よろこびの地平にむかおうとする/あおい馬のいらだち
わたしの愛が/冬の庭で真空分解する(「冬の薔薇」より)
優しさだけが詩ではない。詩のなかの透徹した醒めた部分を秘めておくことによって、詩人は詩の未知の分野の冒険者になり得るのだ。水野は、その詩の怖さをも味わわせ、堪能させてくれる人間味豊かな詩人である。(西岡光秋・解説より)
四国讃岐は、遠島という翳の歴史も抱えている。同時に真言密教の空海や詩人・壺井繁治などが出ている。かれらの一徹さや意地っ張りぶりを、讃岐では、へんこつと呼ぶ。水野ひかるも、へんこつが好きである。水野ひかるの世界は、あえて一言で言えば、習俗的闇と近代的明るさなのだ。(森田進・解説より)
ISBN978-4-8120-1724-1 C0192 定価1,470円(5%税込)

■ 新・世界現代詩文庫8 現代イラン詩集
鈴木珠里/前田君江/中村菜穂/ファルズィン・ファルド編訳
友よ
夜を悲しむ人々の長い道のりを
僕に聞け
恋人たちの小道で
僕は夜明けまで踊っていたから
 ノスラト・ラフマーニー(「忍耐の道」より)
イランは、ペルシアと呼ばれた時代から、世界でも有数の詩人たちを輩出してきた。おおよそ千年の時を隔てた現代においても、イランの人々の詩への情熱が消えることは無く、時には己の状況に共鳴するような偉人の傑作を暗唱し、時には己の情感を自ら詠じる。彼らは幼いときからリズムや押韻のある言葉を自然に耳で覚えていく。それゆえ小さな子供が発する幼い言葉でも、リズムを持った音楽のように聞こえるのだ。
ISBN978-4-8120-1728-9 C0198 定価1,470円(5%税込)

■ 詩集 『ENIGMA』
神谷 和弘/著







■ 新・日本現代詩文庫60 丸本明子詩集
丸本明子/著
ゆすれ/ゆすれ/落ちるぞ/あれは他人さ/あれは私さ
ゆすれ/ゆすれ/面白い/あれは他人さ/あれは私さ
(「綱渡り」より)
強大にしてしかも邪悪な力に「圧し潰される」のは、「果実」であるより無名の人びとなのだ、と詩人はそっと暗示する。声高に訴えるのではなく、自らの思いを突き放すように、彼女は簡潔すぎるほど簡潔な、しかも乾いた措辞に終始する。このように一見醒めた筆致であるのに、この底には、父をふくむ親しかった人びとだけではない幾万人の死者への鎮魂の熱い祈りがこめられているので、読者はその真情を行間からそれとなく感得するのである。(伊勢田史郎・解説より)
ISBN978-4-8120-1731-9 C0192 定価1,470円(5%税込)

■ 現代詩の新鋭 13 詩集 『ゆいまーるツアー』
宮城 隆尋/著

左手に見えますのがハブでございます

「オキナワの人々は幸福に暮らしているさあー」
忘れられた島から挑む19篇
これからの沖縄観光ガイドブック
ISBN978−4−8120−1721−0 C0392 定価1,890円(5%税込)

■ 現代詩の新鋭 10 詩集 『202.』
平川 綾真智/著
私に私は、期待を上塗る 。
20〜29歳
>私は私へメールを送る。
>吸う陽に笑みが 食んだ箇所
>千切った今日を
>、添付して
ISBN978−4−8120−1718−0 C0392 定価1,890円(5%税込)
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